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外壁洗浄費用の目安と工事の中身

外壁の汚れが気になり始めると、まず思い浮かぶのが洗浄という作業です。ところが実際に調べてみると、外壁洗浄費用は数千円から数十万円まで幅広く語られていて、どれが自分の家に当てはまるのか分かりにくいと感じる方が少なくありません。

その理由はとてもはっきりしています。外壁の洗浄は、塗装工事の一工程として行われる場合と、洗浄だけを単独で依頼する場合とで、必要になる準備がまったく違うからです。同じ「洗う」という作業でも、足場を組むかどうかで総額は大きく動きます。

この記事では、山梨県甲斐市で外壁塗装や屋根塗装を職人直営で手がける株式会社TIC HOMEが、外壁洗浄費用の考え方を工事の中身から順に説明します。金額そのものより先に、何にお金がかかっているのかを知っていただくことが、納得できる工事への近道になります。

外壁洗浄費用のイメージ

目次

外壁洗浄の費用が決まる仕組み

外壁洗浄費用は、洗う面積だけで決まるものではありません。作業のために何を用意する必要があるのかによって、金額の構成そのものが変わってきます。まずはその全体像を押さえておきましょう。

塗装工事の一工程として行う洗浄

外壁塗装や屋根塗装を行うとき、洗浄は必ず通る工程です。当社の現場でも、外壁に付着した汚れや旧塗膜を洗浄してから塗装に入ります。屋根や外壁も洗浄でしっかりと汚れを落とす事で塗料の密着性がよくなり、塗料本来の耐久性を出す事ができます。

この場合、洗浄は工事全体の見積もりの中に高圧洗浄費という項目として含まれます。屋根塗装では塗料代のほかに、足場代や高圧洗浄費、養生費、そして下地補修や縁切りといった付帯作業の費用も加わる構成になります。洗浄だけを切り離した金額ではなく、工事全体の一部として見ることになります。

洗浄だけを単独で依頼する場合

塗装は今すぐでなくてよいけれど汚れだけ落としたい、というご相談もいただきます。単独で洗浄を依頼する場合は、塗装工事に含まれるときとは前提が変わります。塗装のための下地づくりではなく、見た目の回復そのものが目的になるためです。

単独依頼では作業日数が短くなる一方で、機材の搬入や近隣への配慮、水の確保といった準備は塗装工事と同じだけ必要になります。そのため面積が小さくても、ある程度の固定的な費用が発生する点は知っておいていただきたいところです。

足場の有無で総額が変わる理由

外壁洗浄費用を大きく左右するのが足場です。二階建て以上の建物で外壁全面をむらなく洗おうとすると、職人が壁面に正対して作業できる状態が必要になります。地上からノズルを向けるだけでは上部ほど水圧が届きにくく、洗い残しが出やすくなります。

塗装と同時に行えば、もともと組む足場をそのまま使えます。洗浄だけのために足場を組むとなると、その分が総額に上乗せされます。塗り替えの時期が近い建物であれば、洗浄単独で費用をかけるより塗装とまとめて考えるほうが結果的に無駄が少なくなります。金額の幅は建物の階数や周囲の状況によって変わりますので、現地調査でお見積りいたします。

高圧洗浄とバイオ洗浄の違い

洗浄という言葉でひとくくりにされがちですが、実際の現場では複数の方法が使い分けられています。それぞれ得意な汚れと苦手な汚れがあり、費用の考え方も変わります。

高圧洗浄の特徴

もっとも一般的なのが高圧洗浄です。専用の機械で加圧した水を吹き付け、水の力で汚れを削り落としていきます。当社でも今日は屋根と外壁の高圧洗浄をしていきます、という形で日々の現場に入っています。砂ぼこりや浮いた汚れ、もろくなった旧塗膜を落とすのに向いています。

一方で高圧洗浄は水の力に頼る方法ですので、素材の奥に根を張ったものや、化学的に固着した汚れには限界があります。同じ場所を長く当て続ければ落ちるというものではなく、当てすぎれば外壁を傷めることにもつながります。

バイオ洗浄の特徴

バイオ洗浄は、専用の薬剤を併用して汚れを分解してから洗い流す方法です。藻やカビのように根を持つ汚れに対して、水圧だけに頼らずアプローチできる点が特徴です。薬剤を行き渡らせて時間を置くため、高圧洗浄だけの場合より工程が一つ増えます。

工程が増えるということは、その分の手間と材料が費用に反映されるということでもあります。すべての建物に必要な工法ではありませんので、汚れの状態を見たうえで必要な範囲だけ採用するのが現実的な考え方です。

どちらを選ぶかの考え方

選び方の基準は、汚れの正体がどこにあるかです。表面に乗っているだけの汚れであれば高圧洗浄で十分に対応できますし、北面の緑がかった汚れや軒下の黒ずみのように再発しやすい汚れであれば、薬剤の併用を検討する価値があります。

ご自宅の外壁がどちらに当てはまるのかは、写真だけでは判断がつかないことも多くあります。壁面に手を触れて確かめられる現地調査を経て、必要な工法と範囲を決めていくのが確実です。

どちらを選ぶかの考え方のイメージ

汚れの種類によって落ち方が変わります

外壁洗浄費用が一律に決まらない最大の理由は、汚れの種類が家ごとに違うことにあります。同じ築年数でも、立地や日当たりによって付いている汚れはまったく別物です。

藻やカビによる緑や黒の汚れ

日当たりの悪い北面や、植栽が近く風の通りにくい面には、緑がかった汚れが出やすくなります。これらは生き物ですので、表面をなでるように洗っただけでは内側に残ります。しばらくすると同じ場所に再び現れることも珍しくありません。

山梨県は盆地特有の気候で、朝晩の冷え込みと日中の乾燥の差が大きい地域です。壁面が濡れて乾く動きを繰り返す環境は、こうした汚れが定着しやすい条件でもあります。地域の気候を踏まえた洗浄の判断が求められます。

排気ガスや砂ぼこりによる黒ずみ

交通量の多い道路に面した建物では、排気ガス由来の油分を含んだ汚れが壁面に付着します。粉じんが油分と混ざって固着すると、水をかけただけでは動かない層になります。畑や砂利道が近い立地では、砂ぼこりが凹凸に入り込んだ状態で残ります。

こうした汚れは高圧洗浄で落としやすい部類に入りますが、外壁材の表面が凹凸のあるデザインである場合は、ノズルの角度を細かく変えながら丁寧に進める必要があります。作業時間が延びれば、その分が費用にも反映されます。

チョーキングは洗浄で完全には落ちません

外壁を手でこすったときに白い粉が付く現象をチョーキングと呼びます。塗膜の樹脂が紫外線で分解して粉状になったもので、塗り替えを検討する目安のひとつです。チョーキングは高圧洗浄で100%落ちる訳ではありません、という点は当社の現場でもお伝えしています。

残ったチョーキングについては、下塗り材を塗る事で一緒に固め、上塗りと密着させる処理を行います。つまりチョーキングが出ている外壁は、洗浄だけで完結する状態ではなく塗装まで含めた計画で考えるべき段階に来ているということです。

洗浄では解決しない外壁の劣化

洗えばきれいになるという期待は自然なものですが、外壁の傷みには洗浄で改善しない領域が確実に存在します。ここを取り違えると、費用をかけた割に満足できない結果になりかねません。

塗膜そのものが劣化している場合

外壁の塗膜は、見た目を整えるだけでなく紫外線や雨風から建物を守る役割を持っています。この塗膜が寿命を迎えていると、汚れを落としても保護する力は戻りません。表面がきれいになった分、かえって色あせが目立って見えることさえあります。

塗り替えの時期は一般的には10年前後が目安とされていますが、実際には外壁材の種類、塗料、立地、気候、施工内容などによって変動します。年数だけで決めず、実際の状態を見て判断することが大切です。

ひび割れやシーリングの傷み

外壁にひび割れが入っていたり、目地のシーリングの痩せで隙間ができている場合、洗浄は解決策になりません。それどころか水が内部へ回る入り口が開いた状態で強い水圧をかけることになり、状況を悪くする可能性があります。

洗浄を検討する段階で、こうした部位に傷みがないかを先に確認しておく必要があります。当社では屋根塗装や外壁塗装を行う際に、塗装前の下地処理や洗浄作業の順序を含めて工事内容をご説明しています。

洗浄によって旧塗膜が剥がれることもあります

実際の現場では、洗浄をあてた時に旧塗膜が剥がれてしまい下地が出てしまう事例もあります。当社が手がけた初めての塗り替えの現場では、屋根が経年劣化により洗浄で旧塗膜が剥がれ、吸い込みが激しかったため下塗りを2回行いました。

これは失敗ではなく、傷んだ塗膜を残したまま塗ればいずれ剥がれるところを、洗浄の段階で明らかにできたということです。ただし洗浄だけを依頼していた場合、剥がれた下地が露出したままになりますので、この点は事前に理解しておいていただきたい部分です。

自分で高圧洗浄機を使うときに知っておきたいこと

家庭用の高圧洗浄機は手に入れやすくなり、ご自身で外壁を洗ってみたいというお声もいただきます。費用を抑えたいというお気持ちはよく分かりますので、判断材料として起こりうる問題を正直にお伝えします。

水が建物の内部へ入り込むこと

サッシまわりや換気口、外壁材の継ぎ目には、雨は防げても加圧された水は通る隙間があります。上向きにノズルを構えると、水は本来入らないはずの経路をたどって内部へ回ります。壁の中に入った水はすぐには出てこないため、時間が経ってから室内側に影響が出ることもあります。

職人が作業するときは、水を当てる角度と距離、そして避けるべき箇所を意識しながら進めています。この判断は経験によるところが大きく、機械の性能だけで補えるものではありません。

塗膜や外壁材を傷めること

高圧洗浄は汚れを削り落とす作業ですので、当て方を誤れば外壁そのものも削ります。健全な塗膜まで傷めてしまうと、本来の寿命を縮める結果になります。窯業系サイディングや木部、軒天などは特に注意が必要な部位です。

また同じ場所に強い水圧を当て続けると、表面に筋状のむらが残ります。汚れを落とすつもりが仕上がりを損なうことになりかねませんので、力任せの作業は避けたいところです。

高所作業そのもののリスク

二階部分を洗おうとすれば、脚立やはしごの上で水圧の反動を受けながら作業することになります。濡れた足場は滑りますし、ノズルから返ってくる力は想像より強いものです。手の届く一階部分と、それより上とではまったく話が変わります。

ご自身で洗うかどうかは最終的にお住まいの方が決めることですが、届く範囲と届かない範囲を分けて考え、無理のない判断をしていただければと思います。

見積もりで確認しておきたい項目

外壁洗浄費用が妥当かどうかを判断するには、金額の大小より書かれている中身を見るほうが確実です。見積書は工事の設計図でもあります。

洗浄が独立した項目になっているか

塗装工事の見積もりでは、高圧洗浄費が独立した行として記載されているかを確認してください。一式とだけ書かれている場合、どこまでの作業が含まれるのかが読み取れません。外壁塗装の見積もりを依頼する際には、施工範囲や使用塗料の種類、保証内容をしっかりと確認することが大切です。

洗浄の対象が外壁だけなのか、屋根や付帯部も含むのかによって作業量は変わります。どこを洗うのかが明記された見積もりであれば、他社と比べるときにも判断がしやすくなります。

養生や水の扱いが含まれているか

洗浄には大量の水が必要ですし、飛散を防ぐ養生も欠かせません。ご近所への配慮や、洗浄後に十分な乾燥時間を取ることも工事の一部です。これらが費用に含まれているかどうかは、見積書の段階で確認しておきたい点です。

安さだけを見て選ぶと、こうした目に見えない工程が省かれていることがあります。乾燥が不十分なまま塗装に入れば、塗料が本来の性能を発揮できません。

現地調査を経た金額かどうか

建物を見ずに出た金額は、どこまでいっても概算にとどまります。外壁の状態や汚れ方によって必要な工程は変わりますので、実際の金額には幅があります。外壁塗装業者を選ぶ際には、施工実績や口コミ、保証内容を確認することが重要です。

当社では外壁塗装のご相談やお見積もりはいつでも無料です。費用の根拠をご説明したうえで、必要な工事だけをご提案しています。

山梨県での外壁洗浄とTIC HOMEの考え方

洗浄は工事全体から見れば地味な工程ですが、仕上がりを左右する重要な作業です。屋根塗装や外壁塗装では、仕上げ塗料だけでなく下地処理と洗浄作業の精度が耐久性を大きく左右します。

職人が直接現地を確認します

当社の無料点検・現地調査は、職人が直接行っています。営業担当が写真を撮って持ち帰るのではなく、実際に施工する職人が壁面を見て、必要な洗浄の方法と範囲を判断します。市川三郷町のお宅や大月市のお宅でも、屋根と外壁の高圧洗浄を手がけてきました。

現地調査・無料点検をもとに、建物の状態に合わせた適切な施工をご提案しています。不要な工程を足さないことも、費用を適正に保つ方法のひとつだと考えています。

施工後の点検と簡易洗浄

当社では施工後1年目・3年目・5年目に無料点検を行い、必要に応じたコケ除去や簡易洗浄、保証期間内の無償補修に対応しています。塗り替えた後も汚れは少しずつ付きますので、早い段階で手を入れられる体制を整えています。

塗料の特性や使用環境に応じて、最長10年の保証をお付けしています。塗って終わりにしない関わり方が、結果として次の工事までの期間を延ばすことにつながります。過去の施工例は大月市のお宅で外壁の高圧洗浄市川三郷町のお宅で屋根と外壁の高圧洗浄の記事でもご覧いただけます。

施工後の点検と簡易洗浄のイメージ

よくあるご質問

Q 外壁洗浄だけを頼むことはできますか

A お受けしています。ただし塗装と切り離して行う場合は、足場や機材の準備が洗浄のためだけに必要になりますので、費用の考え方が塗装工事に含める場合とは変わります。塗り替えの時期が近いようであれば、あわせてご検討いただくほうが無駄が少なくなります。

Q 洗浄すれば汚れはすべて落ちますか

A すべてが落ちるとは限りません。表面に乗った汚れは落ちやすい一方で、素材に染み込んだシミや根を張った汚れは残ることがあります。当社の現場でも、軒天は洗浄で落ちきれなかった黒シミが残り、塗料をたっぷりと付けて2回塗りで仕上げた事例があります。

Q 洗浄の費用はどのくらいかかりますか

A 建物の大きさ、階数、汚れの状態、足場の要否によって幅がありますので、一律の金額はお出ししていません。参考として、山梨県での外壁塗装費用は一戸建てで80万円から150万円前後が目安とされており、この中に高圧洗浄費が含まれます。実際の金額は現地調査でお見積りします。

Q 見積もりに費用はかかりますか

A かかりません。現地調査とお見積もりは無料で行っております。洗浄が必要な状態なのか、それとも塗り替えまで検討したほうがよい段階なのかも含めて、建物を見たうえでご説明します。

Q 洗浄から塗装まではどのくらいの期間が必要ですか

A 洗浄後は外壁を十分に乾燥させる時間が必要です。工期は建物の大きさや天候により異なりますが、一般的な住宅で約10日から2週間程度をいただいています。天候によって前後しますので、余裕を持った日程でご相談ください。

Q 洗浄の時期に向き不向きはありますか

A 乾燥にかかる時間が変わりますので、雨の続く時期は工程が延びやすくなります。ただし山梨県の気候では作業できない季節があるわけではありません。ご都合と建物の状態を踏まえて、無理のない時期をご提案します。

外壁洗浄費用のまとめ

費用を考えるときの要点

洗浄にかかる金額は、洗う面積よりも足場が必要かどうかと、どんな汚れをどこまで落とすのかで決まります。塗装工事の一工程として行えば足場を共用できますし、単独で依頼する場合はその準備が独立して必要になります。

そして洗浄は万能ではありません。チョーキングやひび割れ、塗膜そのものの劣化は、洗っても改善しない領域です。汚れが気になったときは、洗えば済む状態かそれとも塗り替えを考える時期かを見極めることが、結果的にいちばん費用の無駄を減らします。

山梨県甲斐市・甲府市で外壁の汚れが気になっている方は、職人直営の株式会社TIC HOMEへご相談ください。建物を見たうえで、必要な工事だけを正直にご提案します。

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